やっぱりエマニュエル・ルージェは凄い!

IMG_1328-300x168今年も早や6月の夏至を迎えて後半戦ですが、やっと新しいブログを稼動させることが出来る様になりました。
最初はやはり大物からという事でエマニュエル・ルージェさんから始めます。
気難しい人とかマスコミ嫌いとか・・色々な噂が立つのも大物の証拠、早や伝説化している方です。
幸いにも年に数回、畑仕事の邪魔にならない時期を狙って訪問を実現しています。
今年は5月初旬に彼の畑仕事が一段落する夕方からの訪問となりました。
いつも通り、まずはお天気の話から始まり(ヴィニョロンにとっては一番大事なテーマです)、いつも通りに全て樽からの試飲となりました。
今回は2013年のワインを樽から試飲、まだ5月5日時点で彼は瓶詰め作業を開始していません。
では順を追って試飲ワインをご紹介します。
1 Nuits-Saint-Georges Village 4つのパーセルのブドウを使用
2 Vosne-Romanée Village  6つのパーセルのブドウを使用
3 Vosne-Romanée Les Beaumonts 1er cru  新樽100%、生産量平均で600本、2樽
4 Echezeaux Grand cru  新樽100%、平均樹齢80年
5 Clos Parantoux 1er cru  平均6樽、1989年から彼が叔父のアンリ・ジャイエと一緒に醸造をしています。若いうちから不思議なほど下草やキノコの香りが感じられ、なおかつ繊細で力強く艶かしい複雑な魅力に満ちたワインでした。
当日同行したお客様のディナーの時間もあり、夜の8時には終了(それでも3時間以上!)、お客様は先にボーヌのレストランへ移動され、私と主人がまだ居残って彼と延々9時半頃まで立ち話を続けて、それが面白い事。
実は彼はお喋り好きで、他のヴィニョロンの噂話(オフレコですが・・)や最近評判のレストランの事、地球の温暖化の問題等々。そして可愛い孫のオーギュスタンの写真を見せてくれて強面の顔をほころばせていました。
主人があなたのような世界的に有名なヴィニョロンが云々・・と、言ったら、すかさず彼は「いやいや、僕なんかはまだ地方的に有名な・・くらいなもんだよ」ですって!!
あー、早くまた訪問したいです。